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水没ピアノ

かなり昔のことですが。エヴァンゲリオンの監督、庵野秀明公氏が東京ブギーナイトにゲスト出演したときに、「世の中の全ての人に好かれるなんて絶対に無理なんですよ。逆に、世の中の全ての人に嫌われるのも無理なんですけどね。」みたいなことを言ってたのを思い出した。

まあそんなわけで、「水没ピアノ」読破。佐藤友哉氏のスタイルなのか、鏡サーガのスタイルなのかは知らないですが、異なる複数の視点から物語が進行していき、最終的にそれらが連結するという方式で書かれています。

個人的にこれが凄く読みづらい。「フリッカー式」と「エナメルを塗った魂の比重」は、その異なる視点を進行していく人物達の関連が明示されていたのでまだ良かったのですが、今回の水没ピアノは一見全く関係ないように見える視点でそれぞれが展開していき、これらの関係が曖昧にされたまま3/4くらいまで進むから堪らない。読み終わるのにすごい時間が掛かってしまったヽ(´Д`;)ノアゥア...

「で、もう一度たずねるけどさ、そんな自主的な牢獄みたいな人生のどこに楽しみがあるの?」
結局、創士は一体何がしたかったのかイマイチ分からない。俺には合わないのかもしれないなorz

創士は認識した。失敗だ。伽耶子はまだ泣いている。

by MetricHeart | 2005-02-07 22:11 | サブカル | Comments(0)

なんていうか、もうごった煮なブログ


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